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皐月、6月と5月。

20100622_b1


天気予報で、この時期に「今日は五月晴れ」と聞くことがなくなりました。
「五月晴れ」は、5月の爽やかに晴れた日の代名詞になっています。

そして、「五月雨」の言葉も聞く機会がなくなってしまった。
さみだれといえば“五月雨を 集めてはやし 最上川”(芭蕉)を思い浮かべます。
この俳句は、梅雨時に増水した最上川を詠ったものです。
余談ですが、もとの句は“集めてすずし”だったそうです。
ところが、『奥の細道』に入れる時に、“集めてはやし”になったそうです。


「さつき」の語源は、一説には「早苗月」。
つまり、梅雨時の田植えの季節に由来し、
旧暦5月の呼称で、今の新歴では6月のことですから、
五月晴れは、本来は旧暦5月に降る長雨、
梅雨のころには珍しい貴重な晴天のことを表す言葉でした。
晴れて当たり前の新暦の5月のことではなかったのです。

しかし現在では、5月と6月の両方で「サツキバレ」が使われているのが現状です。
『広辞苑』でも「さつきばれ(五月晴れ)」は、
①さみだれの晴れ間、梅雨の晴れ間。
②5月の空の晴れ渡ること。
と両方を認めています。

そして、五月晴れと同様に五月雨も本来は梅雨の雨のことを表してしました。
梅の実が熟するころに降るので「梅雨」、
旧暦の5月ごろに降るなが雨なので、
さみだれ{さは五月(さつき)のさ、 みだれは 水垂(みだれ)}、
さつきあめとも言われます。




旧暦と新暦の切り替えは、旧暦の明治5年12月3日をもって
新暦の明治6年1月1日とする暦の切り替えを行った。
それから130年余りが経過しているのに、
昔使われていた言葉がいまだに整理されていない。
しかし、言葉は生きている。
5月晴れ(ごがつばれ)よりも五月晴れ(さつきばれ)のほうが響き良く、味の有る言葉。


五月と言う言葉が付く五月晴れ、五月雨以外の語句を調べてみると、

五月幟(ごがつのぼり)…本来は鯉のぼりではなく武者絵や鯉の滝登りを描いて立てた物。
五月人形…端午の節句に,男の子の祝いとして飾る鍾馗や武者人形。
五月病…大学新入生や新人社員が,5月頃に見られる,新環境に対する不適応病状の総称。
五月闇(さつきやみ)…梅雨の頃の暗さ。昼間についても言う。
五月躑躅(さつきつつじ)…つつじの一種。6月頃紅紫色の花が開く。
五月蠅い(煩い、うるさ・い)…五月の蠅はうるさいことから戯れた当て字。

このように並べてみますと、“ごがつ”と読むと太陽暦の5月、“さつき“と読めば6月を指しています。


言葉は生き物だといいます。
だから、時代とともに使い方、使われる意味は変化しています。
その事を否定するつもりはないです。
ただ、こういったことを理解した上で、
新しい意味での言葉と付き合っていきたいと思っています。

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